ADHDの集中力

ADHDの集中力について

ADHDの人は集中力を長時間持続させる事が苦手です。その為、単純で同じ日々を送るという事が耐えられなかったり、単純作業をもくもくとこなしていく仕事も出来ません。

大人になったら、集中力が切れた時は作業の途中で席を立ち、動く事が出来る仕事に就く事をお勧めします。

仕事の向き不向きはADHDで無い人でもあります。その為、自分に合った仕事をしっかりと選びましょう。もし自分に合わない、と感じたら、すぐに転職をしてしまう事も良いかもしれません。

そして上手く自分に合う仕事を見つけたら、一生懸命頑張りましょう。仕事を任される、という事は信頼されているという事にも繋がり、自信が持てるようになると思います。

「ストラテラ」「コンサータ」という処方薬で集中力を高める事も可能です。

しかしこの薬の成分はほとんど覚醒剤と言っても良いような物ですので、使うのに抵抗がある人も多いでしょう。

その場合はサプリメントのマルチビタミン・DHA・EPA・GABAを飲んでいると安定するという人もいますので、そちらを使用してみるのも良いかもしれません。

集中力を上げるために、後に紹介するワーキングメモリトレーニングを行う事をお勧めします。

もしADHDの子供の場合、集中力が切れて授業中に立ち上がってしまったりする事が多いと思いますが、ただ叱り付けるだけでなく、もし授業を最後までずっと座って受けられたら、判子やシールを活用して目に見える形で成果を見せて褒めてあげれば、段々落ち着いて集中していられるようになる可能性もあります。

また、問題が書かれている1枚のプリントのみを解かせようとすると、すぐに飽きてしまい、集中力が切れてしまいますが、その場合は途中で他のプリントに変えてみたり、科目を変えてみたりと変化を付けると、決めた時間にきちんと勉強に向かい、最後まで集中して問題を解く事が出来るようになります。