ADHDの人は遅刻が多い?
ADHDの方々には、時間感覚に弱いという特性を持つ方が多く存在します。時間の管理が苦手で、時間が流れているということを感じにくいのです。
そのため、社会生活においてさまざまな問題点があらわれやすいのですが、その中に遅刻しやすいというものがあります。
ここでは、ADHDと遅刻について考えていきましょう。
ADHDだと遅刻が多くなる?
前述のとおり、ADHDの方は時間の感覚が健常者の方々とは違うため、遅刻をしてしまいやすいと言えます。また、時間感覚だけではなく、ADHDの方々は自分の関心が向いたことを優先してしまって、やらなければならないことを後回しにしてしまうという特性もあるため、それが遅刻癖に拍車をかけてしまっているのです。
ADHDの方々も、遅刻をしていいものだと思っているわけではありません。してはいけないと理解はしていても、気付いたら時間が過ぎているというような感覚なのです。
また、ADHDの方々は興味のないことに集中するのがとても苦手ですが、興味があることにはすごい集中力を発揮する場合もありますから、その状態になってしまうと、時間や約束を忘れて興味を引いたものに取り組んでしまうのです。
他にも、忘れ物をしやすいという特性も関係しているでしょう。家を出てから忘れ物に気づいたり、バスや電車に乗ろうとした時に財布がないことに気づいたりということがあれば、当然遅刻をすることになります。
ADHDの人の遅刻対策
こういったADHDの方の遅刻癖にはどのようにすれば、対処ができるのでしょうか。
まず1つは、余裕をもったスケジューリングをすることです。ADHDの方は時間の感覚をつかみづらいため、ついついスケジュールがびっしりになったりするのですが、それが理由で仕事の納期を守れないというようなことが起こりえます。
また、タイマーやアラームを使って、時間の管理をするのもいいでしょう。
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