ADHDの治療法:ワーキングメモリトレーニング
ADHDの人はワーキングメモリーという脳の機能が十分に働いていない為に不注意な行動を繰り返してしまいます。
それを改善する為に、ワーキングメモリトレーニングを行う事をお勧めします。
有料のトレーニング
コグメド・ジャパン株式会社という会社で行われているワーキングメモリトレーニングはまずプログラムに興味を持った人と話をして、効果が見込めるかをチェックします。
もし効果が見込めるとなると、ADHDの人と家族と一緒にトレーニングの計画を立て、5週間自宅でトレーニングを行います。そしてコーチと週1回連絡を取り、アドバイスやフィードバックを受けます。その後、オンラインシステムを使い、トレーニングの結果・進捗を確認します。
最後に、トレーニングが終わってから1ヵ月後にトレーニング内容を纏め、行動評価アンケートとトレーニングで分かった事をフィードバックする、という流れになっています。価格は69,800円です。
無料のトレーニング
n-back課題トレーニング『エムズメス』
VecterというソフトウェアダウンロードWebサイトにある「n-back課題トレーニング『エムズメス』」というフリーソフトで流動性知能(新しい問題や環境に直面した時の解決能力)を高めるための訓練ができます。
「n-back課題」とは、視覚と聴覚の両方から受けた情報を「n回前」と比較して同じかどうかを判断するトレーニングです。
これを続けることで脳を活性化させる事が出来ます。
暗算
暗算はワーキングメモリーを鍛えるのに役立つと言われています。小学生の頃を思い出しながら2〜3桁の足し算、引き算をしてみましょう。
シャドーイング
テレビやラジオなどの音声を聞いて、その声を少し遅れて復唱するトレーニングです。気を抜くとすぐに分からなくなりますので、集中力を鍛えることができます。このトレーニングはスピーキングの練習にもなります。
有酸素運動
ジョギングなどの有酸素運動もワーキングメモリトレーニングとして有効です。週に2〜3回くらいのペースで行うと良いでしょう。有酸素運動はワーキングメモリトレーニングだけではなく脳機能の向上の為の基礎にもなるのでお勧めします。
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