思春期のADHDの症状

思春期になると、ADHDではない子供でも色々な変化が出てきます。夢見がちになったり、親に反抗したり、人によっては異性に恋心を抱いたりと、大人になる為の下準備の様な時期が思春期です。

では、ADHDの子供の場合、思春期ではどの様な状態になるでしょうか。

思春期になると男女共に黄体ホルモンの分泌が盛んになります。そのせいで男子は父親に対して歯向かい、女子は父親を遠ざけがちになりますが、特にADHDである場合はその状態が通常の子供と比べて激しくなります。

ADHDの男子は空間認識や計算力が高まり、気が赴くままに動き回ります。

女子の場合は言語力が高まり、おしゃべりに夢中になります。

思春期を迎えると共に反抗期も迎えます。すると自分の障害を受け止めにくくなり、医師から処方された薬を飲む事を拒否してしまいます。

その為、親のサポートが必要になります。しっかりと服用させましょう。

思春期を迎えると他人との違いを意識し始めます。その為、他の人が出来る事を出来ない自分に劣等感を憶える可能性があります。

その為、欠点を個性と捉え、苦手な事よりも得意なことに目を向けるように親がサポートしてあげる必要があります。

他人の話は理解出来ても、自分の考えを上手く伝える事が出来ません。また、一方的に自分の事ばかりを話してしまう可能性もあります。

その為、普段から話す事の練習を家庭内で行っておく事が大切です。

他にも思春期ならではの思考、行動を起こす可能性が高いです。

もし子供が何か困っていた場合は、親がサポートをしてあげる必要があります。