ADHDは嘘がつけない?
ADHDに限らず、発達障害という障害は、コミュニケーションが苦手な傾向にあります。ADHDでいうと、思ったことをそのまま言ってしまい、オブラートに包むことができないため、それが原因で人間関係に亀裂が走ってしまうというようなこともあるでしょう。
では、こういった特性をもつADHDは嘘がつけないタイプなのでしょうか。
ADHDの発言傾向
ADHDは、前述のとおり思ったことをそのまま口にしてしまう衝動性という特徴があります。言ってはいけないことを言ってはいけない場面で言ってしまうなんてことは、よくあることです。
そして、あとで後悔することもしばしばです。言ってはいけないことというのは、認識できるものの、衝動性という特徴のために、そのときは抑えられないのです。
これがADHDが性格の問題ではなく、障害だという部分で、本人はそれが言っては失礼なことだと理解することはできるものの、そう思ってしまったら、そう口に出てしまうように脳の構造ができているのです。
ADHDの人は嘘がつけないか
前述のようなADHDの発言傾向を考えると、ADHDの人は嘘をつくのが難しいと言えるでしょう。嘘をつこうと思えばつける場合もありますが、とっさに振られた話だと難しいようで、とっさに何かに関しての意見を求めた時などは、正直に答えてしまいがちです。そういうわけで、ADHDの人はなかなか嘘をつくことができませんし、簡単に嘘をつける相手に対して恐怖さえ感じるようです。
「嘘がつけない」と言ってしまうと、正直な良い人だという風に思ってしまうかもしれませんが、自分の意図で「嘘をつかない」のではなく「嘘がつけない」というところが、ADHDの症状たる所以でしょう。
社会生活では、ちょっとした嘘が必要になる場面もあります。それができないために、ADHDの人は人間関係に苦しむことがあるのです。
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