ADHDのグレーゾーンでも薬を服用するのか
ADHDの検査を受けた時に、ADHDの症状にいくつかあてはまるものの、ADHDだと診断はできないというグレーゾーンに当てはまる場合もあります。
こういった場合薬による治療が行われることがあるのでしょうか。
ここでは、ADHDのグレーゾーンと薬についてご説明していきます。
グレーゾーンでも薬が処方されることはある?
ADHDのグレーゾーンで、確実にADHDとは言えない場合でも、薬が処方されることはあります。年齢によっては経過観察のみの場合もあり、特に幼い子供の場合はカウンセリングのみという場合もあるでしょう。
ある程度の年齢以上の場合、グレーゾーンであってもストラテラなどといった薬が処方されることがあります。その結果、集中力に欠けたり、落ち着きがなかったりという症状があったADHDのグレーゾンの子供や大人が、集中できるようになり、楽に過ごせるようになることもあります。
なぜグレーゾーンでも薬が処方されるのか
ADHDは診断基準を満たさない程度の症状であれば、グレーゾーンだということになります。しかし、ADHDの傾向のあるような症状が出ている場合、たとえグレーゾーンと診断されたとしても、日常生活で困るようなこともあるでしょう。グレーゾーンと言えど、どんなADHD傾向のある症状が強く出ているのかがわかれば、それに対応するような薬を服用することができます。
グレーゾーンなのに薬を服用することについて、抵抗があるという人もいるかもしれません。
しかし、グレーゾーンとは、ADHDではないということではなく、限りなくADHDに近いということで、やはり全くの健常者とは違います。
ですから、ADHDに処方する薬が有効な場合もあるのです。
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