ADHDと付き合う
プロフィール: P.N 黒い堕天使 就職に失敗し、人生のレールから外れた22歳の男です。
僕は最近になってADHDの疑いがあるとの診断が下されました。
ADHDの特徴の中で僕に最もあてはまるのは、物の紛失や物忘れが多いことです。自宅外で3回もスマホをなくして、うち1回は戻ってこなかったり、他人からの指示を数分経つと忘れてしまったりと、何度も周りに迷惑をかけてきました。
また、怒られることが人並み以上に苦手で、アルバイトでは「怒られるのではないか」と緊張して足が震えたり、本当に怒られると萎縮してしまったりなどありました。
そのような僕の学生時代はまさに黒歴史でした。小学生時代は自分がイラついたらすぐ物にあたり、周りから面白がられていました。中学にあがると、先生のフォローもあって自分のことをわかってくれました。
しかし、本当につらいのはここからでした。高校や大学で知り合った人と会話が弾まず、3人以上になると自分は何も話せませんでした。結局交友関係を深めることができず、一緒に居づらくなって孤立し、そのまま就活を迎えました。面接はまったく通らず、僕の人生を否定された気持ちになりました。そのような中、本で発達障害のことを知り、神経科を受診すると、ADHDの傾向ありと診断されました。
神経科の先生からは、ADHDは薬で改善できると聞きましたが、周りの人からは反対され、自分自身も効果を信じていなかったので服用していません。ただ、仕事では教えられたことや一日の出来事をメモに書いて、ミスを減らす工夫をしています。
進路についてですが、先述の就活の失敗から憂鬱になり、引きこもるようになりました。そのような中、ネットで「コミュ障 就職」と検索すると、ネットビジネスで稼いでいる人の話を知って、その方面に興味を持ち始めました。それから、僕は自分でアプリをつくるためにプログラミングを1から勉強しています。
最後にADHDを抱える方に向けて、僕からは「自分らしく生きよう」と助言します。僕は幼少時から鉄道や歴史、地理などが好きで、そのような分野に詳しくなりました。これは主にアスペルガーに見られる特徴ですが、ADHDも得意分野ではとても強くなると思います。だから、自分の強みを把握し、それを伸ばしていきましょう。
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