ADHDの苦悩を身近に感じて
プロフィール： Rさん、23歳女性、専業主婦
私の弟はADHDです。
子供の時から異常に落ち着きがなく、言葉の読み書きや人とのコミュニケーションが苦手でした。
検査をしてADHDだと分かり、療育に通っていました。
弟は普通のクラスで授業を受けるのが難しかった為、特別クラスというクラスでゆっくりと授業を受けていました。
中学校でも同じように特別クラスにいて、高校は特別支援学校の高校へ入学しました。
現在20歳ですが、自分の出来る仕事に就いたりしています。
症状は歳を重ねたことにより大分落ち着いて改善していることも多いです。
お互い学生の時は関わり方が難しく悩みましたが、今は私が家を出ている為たまにしか会えませんが上手く関われていると思います。
ADHDである本人は、周りと自分との違いにとても苦しみます。
周りが出来ている事がどうして自分には出来ないのか、何故自分だけ友達の輪に入れないのか、など自分の居場所がないと感じ孤独になりやすいです。
その状況で身内にも冷たくされると、生きる希望を失ってしまう可能性もあります。
なのでよく話を聞いてサポートしてあげられたら良いと思います。
また、思春期以降は自分に障害があることを理解し、開き直ったり将来が見えなくなったりすることから道を外すこともあるかもしれません。
その時にも見放さないで欲しいと思います。
そして、ADHDは本人だけでなく、親や身内の方も苦悩があります。
見た目は何も異常がない為、親のしつけが悪い、乱暴で嫌な子、勉強が出来ない子、などと言われて傷付くこともあります。
私は弟という身近な所でその苦悩を体験してきました。
なので親や身内の方も自分を責めたり思い詰めたりしてしまうことが多いです。
ぜひ障害を支援している機関に相談をして欲しいです。
少しでも気になることがあったら早めに相談をしてみるのも良いと思います。
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