ADHDについて、私が思うこと
静岡県に住んでいますA.Mと言います。32歳女性 介護の仕事をしています
つい先日ですが、娘に注意欠陥多動障害という診断がつきました。現在8歳、小学校2年生です。気が反れることが多いので、1つのことに集中できません。お絵描きをしていたかと思えば、折り紙を始めたり。人形で遊んでいたかと思えば塗り絵を始めたり。
いいのです。あれをやって、これをやって忙しくしてくれる分にはいいのですが、問題は片付けができないことです。片付けをしてから次の遊びに入ることができないので、あっという間に部屋が物で溢れ返ります。
あとは、予測するのがすごく苦手です。最近の事件はドアの隙間に手を入れて遊んでいたところ、指を動かしてドアが動き指が挟まってしまいました。結果、爪が脱臼するという聞いた事もないような事態を招きました。危機感なく色々なことにチャレンジしてしまうので本当に冷や冷やします。何回注意しても繰り返すので、こちらは日々落ち込んでいます。
学校では今のところ普通級で過ごしていますが、先生の話も聞いているようで聞いていないというか理解できていないので、指示が通らない事がしばしばあるようです。が、ADHDだから普通級で対応できないという事はなく、娘は症状の軽いタイプなのでそれ程、目立ちもせずクラスには馴染めている状態です。集中力がなく落ち着かず、気が反れてしまう事が、学習面にも影響していることから、コンサータという薬を処方されました。
ADHDには、有名な薬で神経伝達物質を増加させ、神経機能を活性化、注意力を高めたり落ち着きがない症状を改善する効果があります。有名とだけあって、穏やかになったというか、口調も優しくなり、落ち着いて行動できることが家でも学校でも増えてきました。
「何で?!」と思うことはたくさんあります。でも、娘のせいではなく、脳の問題なので仕方ないと言ったら冷たく聞こえるかもしれませんが、出来ないことを無理にやらせようとしても娘の負担になるだけですし、出来る限り受け身でいるように対処しています。
イライラすることももちろんあります。発狂したくなる事もあります。そういう時は、娘が目に入らないようなところで数分間過ごすか、音楽を聴いたりして息抜きをしています。
私も人間なのでいつも穏やかでいることは不可能です。
娘に診断が下ったときは「やっぱりな」というのが率直な感想で、あまり驚きませんでした。今この瞬間にお子さんやご自身がADHDという診断を受けてショックを受けている方もいると思います。まずは、この障害を理解し受け止めることが大事だと思います。治る病気ではないかもしれませんが、症状を抑えることはできます。
対処には苦しむかもしれません。私も日々悩み、涙をこらえる事もありますが、大事な人だからこそ助けてあげたいとか、生活しやすいように考えたり、専門の人に相談したりしています。ひとりで抱え込まず発散できる場所があれば、気持ちが楽になりますよ。一緒に頑張りましょう。
スポンサーリンク
関連ページ
- ADHDをカミングアウトしてもらったことで打ち解けました
- ADHD患者として生きるという事
- 去年、大人の発達障害といわれました
- 知人の子供さんが多動性障害です
- ADHDの子供はみんなで育てる
- ADHDと診断されて
- ADHDと付き合う
- 普通にしてるんですけど普通じゃないの?
- 海外でのADHD体験談とそこから学ぶもの
- ADHDの子供には環境を整えて
- 私もADHDで悩んでいた事があるのでお伝えします
- 素敵な個性を持っているADHDの弟
- 弱めのADHD(多動性障害)の生活
- 現在、ADHDで通院中及び人生立て直し中
- ADHDで悩む人へアドバイス
- ADHDで社会に適合できるか否か
- ADHDは自覚がないと苦しむのでまず病院に行って病気であると診断してもらうのが最初の治療
- ADHDは子供の事を認めて褒めてあげることが一番の薬になる
- ADHDと上手く付き合うには
- 『ADHD教室』への通級
- 注意欠陥多動性障害について〜同級生のこと〜
- 良いところを伸ばしてADHDの後輩とよりよく付き合う
- ADHDの夫との仕方のない離婚
- ADHDかもしれない
- 自分と周囲が正しく自覚することが大切です
- 「整理整頓ができない」「落ち着きがない」ことへの手立て
- ADHDとうまく向き合いたい!
- 最愛の我が子に出来ること
- 周囲の理解が大切です
- 大人になってADHDと診断された従兄弟の生活について
- ADHDの夫と結婚して
- 兄のADHDを通して感じたこと
- ADHDの子どもを教えて分かったこと
- 違うタイプのADHD
- 私の甥っ子がADHDと診断されています
- ママ友が数人悩んでます
- ADHDの苦悩を身近に感じて
- ADHDは個性です
- 40歳のADHDの患者の現状
- ADHDで辛いのは不注意が多いこと
- 大人の発達障害+ADHDの人
- ニコニコして感じの良い方だったんですが
- 問題行動がなかった
- 息子が集中力がなくて困った
- 未成年のADHDの方の勉学、成績について
- 私のADHDについて
- ADHDの同僚との付き合いかた
- もううんざり、ADHDの上司
- 職場にいるADHDの人について
- ADHDで子育て奮闘中
- 看護師という職業に就く人にとってどうなのか、悩むところです
- ADHDのクラスメイト
- 学業に集中出来ず辛かった大学時代
- ADHDの持ち主です
- 娘が言うこと聞かない
- 同僚がADHD
- 友人がADHDのために社会人生活が苦しい
- 個性だと気づいてから姉も家族もハッピーに
- 笑えば可笑しい
- ADHDにおける日常生活
- 中学生になると手を焼いた
- ADHDでも工夫して生きる
- 普通だと思っていたことが
- ADHDは、恥ずかしいことではない!
- 大人になり診断をされたADHDの友達
- 子供の頃から忘れ物やうっかりミスが多く、大人になった今でも苦労しています
- ADHDでも部署を変えると生き生きしている
- 重要な仕事は任されない
- ADHDのお子さんと接していた経験があります
- ADHDと診断されているお友達と息子との関係
- 落ち着きがなく忘れ物が多いADHDの娘がいます
- 上司がADHDでしたが支障はなかった
- ADHDの私と仕事と恋愛と