大人になり診断をされたADHDの友達
TK、49歳、女、パート
私には、大人になって診断されたADHDの友達がいます。
彼女は周りから嫌われることが多く、インターネットや書籍で調べてADHDではないかと気づきました。そして、自分から医療機関を訪ね診断されました。
一時期その友達の近所に住んでいたときがあったのですが、いろんなものを借りに来ました。一度や二度ではないし、朝晩問わずに借りに来るのでとても困りました。明日の朝のお米がないという日もありました。私だけだと思っていたら、近所の他の友達数名のところへも借りに行っていたので驚きました。そんな状態が嫌になり離れていった人もいました。
会社や学校は一緒ではなかったのでわからないが、一緒に仕事をしたことがある人はもう関わりたくないと言ってます。とにかくルールや締め切りを守れないので困ったと言っていました。
ADHDと診断されるまでは、どうしてこんなにトラブルが多いのか悩んでいました。精神状態も悪くなり、うつ病のような時期もありました。ADHDと診断されてからは自分と向き合うことが少しできていると思います。大きなノートを持ち歩き、とにかく書くということをしていました。
私は、友達はADHDだということを常に頭に入れて接しています。常識では考えられないことをされても、ADHDだと思うと怒りが消えます。友達としてアドバイスをしようとしても嫌がられるので、アドバイスをすることは止めました。一定の距離を置いて接しています。
ADHDに悩む人にアドバイスをするとしたら、長く付き合いたいと思う人にはADHDということをカミングアウトしてほしいです。ADHDの特性を説明して、どう接してほしいかを話すとお互いに楽になると思います。
まだ診断をされていない人には、精神神経科、心療内科、メンタルクリニックなどの医療機関へ行くのはとても勇気がいると思いますが、診断を受けて前進してほしいです。
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