大人の発達障害+ADHDの人
I子 48歳女性 主婦
私の親戚にはアスペルガー症候群の遺伝があるようです。そして結婚相手もやはり同じようなというか、タイプの違う大人の発達障害なのはなぜかと思っていたらそういう人を選ぶ傾向があるんだと、ネット検索に載っていてなるほどと思いました。ADHDの人というよりも、大人の発達障害でADHDの特徴も持っている人と言った方がいいと思います。
叔母の連れ合いがこの傾向が顕著で、子供の頃の私から見ても、おかしいのは歴然としていました。この叔父(叔母も嫌いだけどこの叔父ももっと嫌いなので叔父と呼びたくないですが)Мさんは、一人っ子で核家族の出身で、職業は大学関係者でした。
普通の大人ならば、褒められても鵜呑みにせず謙遜するけど、このМさんは顎を挙げて得意気にふんぞり返るんです。そして自分の今住んでいる家がいわゆる社宅なのに、今までにない広い立派な家だったので、私に向かって得意気に私の家の部屋の数を数えてみろと言って、家の立派さを自慢したおすわけです。
私の母はМさんの奥さんの姉妹なんですが、自分の嫁の方が私の母より上だと私に自慢するのも呆れました。立場としては、私はМさんの奥さんの身内なんですが、自分の位置や私の立場も理解できてなかったんでしょう。
何でもかんでも相手と比べては、競争意識をむき出しにして、こちらが謙遜してもそのまま取られて、今でいうマウンティングされて、あほらしかったです。親戚や兄弟がないとこんな狭い考え方になるのかと子供ながらに思っていましたが、どう考えても異常ですよね。
そしてADHD的には、ひっきりなしの貧乏ゆすり、食べ方が汚い、それもコーヒーをずりずり、あたりに響くほど音を立ててすすっていました。他の親戚に行っても(そこも高機能自閉症とか大人の発達障害ばっかりの家でしたが)、Мさんの食べ方が汚い話になり、私は普通なのに食べ方がきれいだきれいだと言われて、なんでそんなつまらない話題で盛り上がるのか不思議に思ったくらいでしたが、彼らにとっては深刻な話なんだろうなと思いました。
このМさんはなんと学長でしたが、私は身内の学校関係にいた人に、なんであんな人が選ばれるのかと聞くと、「大学の教授たちは、自分の研究が大事だから、長になりたいという人にそういう役をさせて研究に没頭するんだ」だからあんな人でも、と教えてくれました。ある意味、無責任じゃないかと思いました。
今はもう亡くなったし、ひとつひとつは笑い話のようになるけど、実際に面と向かって体験するとたまったものではなかったです。
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