友人がADHDのために社会人生活が苦しい
I・Y、27歳、男性、会社員
私の職場には中学生の時の親友がおり、進学の関係で中学高以降は縁が切れていました。しかし就職したときに偶然一緒の職場となり、そこから仲良くなりました。しかし友人は中学生のころからADHD特有の行動をとっており、落ち着かない・注意がそれやすい・思い立ったら突発的に行動・空気が読めないなど色々と集団行動に難を示す場面が見られました。
学生の頃はそれでも軽く注意される程度で済まされていました。しかし私の職場はデスクワークが多く、各社員が集中して取り組む時間が長いです。そのため休憩と仕事のメリハリが強く、休憩中は雑談・仕事中は私語は必要最低限という空間でした。友人はそれでも特有の行動をとっていました。
新入社員として半年間は許されていましたが、冬に近づくと繁忙期に入り、職場もピリピリとしていました。それでも友人は度々騒いだり場にそぐわない行動をとってしまう・集中して仕事が出来ないなど周りの人からの不満も募っていきました。友人は空気が読めないことに加えてあまり人の気持ちを読み取ることができません。自分がなぜ怒られるのか・周りをイライラさせるのかよくわからないまま働き続けています。幸い本人は気にせず仕事で来ているようですが、親友の私としては見ていてつらいです。
職場の人もADHDに理解はありますがやはり限度はあります。また仕事でもミスも非常に多いため、簡単な雑務や誰にでもできる仕事しか任されることはありません。後輩が出来ても先に後輩の方が責任のある仕事を任されており、最近はさすがに友人も「なぜか同じ仕事しかしていない」と相談されることもあります。
もし本人が今の仕事状況や環境を理解したとき、どうなるかがとても心配です。そして私と友人の会社は人事異動もあるためもし新しい環境に異動したとき、本人・周りが耐えられるかがとても心配です。そしてADHDは代償することはできても治るものではないため、社会人として生活し続ける中でこれからもこの苦労が続くのかなと私は耐えられないと思います。
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