ADHDの夫と結婚して
プロフィール: kinokoさん、40歳女性、主婦
現在の夫と同棲していた頃に、ADHDであることを告白されました。
同棲当初は、約束の守れないイイ加減な人にしか見えず、私もストレスを溜める毎日でした。
当時の日記を振り返ってみますと、
■いつ帰ってくるのか出かけるのか、土日はどうなのか、気分で動いてるので全くスケジュールが読めない。したがって予定も立てられない
■休日もひとりで出かけてしまう。
■別れ話の最中なのに友達と遊びに行ってしまう。
■約束の時間には最低1時間以上遅れる。
■すべてやりっぱなしで、炊飯器の蓋すら閉め忘れてお米がガチガチに乾燥。
■片付けられないし、私が片付けると怒る。
・・・などなど、挙げればキリがありません。
仕事は、ほぼ毎日遅刻していますが、自営業なので何とかなっています。
朝、時間通りに起きても、スマホを触っていて遅刻・・・といった具合です。
私もうんざりでしたが、ある時そのことで強く注意したら、ADHDであることを告白されました。
調べれば調べるほど、全てに当てはまっており呆然としました。
何度も彼と別れようと思いましたが、とても優しい一面もあり、結局別れられず。
どうせ別れられないのならば、ADHDを受け入れて、うまくやる方法を考えました。
どうにもならない部分は仕方がないとして、忘れ物が激しいのには全て付箋を貼り付けて対応し、玄関の調度目線に当たる位置に、忘れそうな事項を紙に書いて貼るなどしました。
ADHDそのものを改善するのは本人にとっても難しいことだと思います。
改善できないから障害なんです。車イスの人に、歩けと言っているようなものです。
だから、失敗しにくいようなシステムを一緒に考えていくことで、私たちはうまくいってます。
もし、ご本人がADHDであるなら、パートナーにそのことを打ち明けるのも、ひとつの手です。
社会に適応するためのアイデアは、思ったよりも多く見つかりますよ。
それから、ADHDの方の良いところを沢山見つけてあげてください。
それがご本人と、あなたのためでもあります。
ADHDの方とご家族の方が、毎日笑顔で過ごされますよう、心より応援いたします。
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