ADDと子育て
ADDと子育てとは
ADDに限らず、通常の人にとっても子育ては大変な作業です。
可能な限り協力者を持ち、やれる範囲で最大限の努力はすべきですが、パニックになったり裁量以上のことをかかえたりしないようにするのがコツです。
育児の仕方
育児の基本的な方法は通常の人と変わりがありませんが、ADD特有の性質を「防ぐ」「生かす」方法を考えていきましょう。
- 同じ目線で物を見る:通常の人への子育てマニュアルが通じないことが多々あるため、育児は自分と自分の子供と向き合って行くことでしか対策を立てられない事が多い。親がADDの場合は自分の症状の自覚、子がADDの場合は子の目線の共有を目指す
- 約束をしたら守る:子供に何かをやらせようとしたら、親も同じように何かをやることを約束し、その約束を守っていくことで約束を守らせることを教育していく
- 症状をを免罪符にしない、させない:障害があることで遅刻や提出物を出さない、行事をパスする等が全て許されるわけではない。担当の先生と相談しつつ、出来ることをやらせる、そのサポートをする事から逃げないようにする
- やるべきことをリストアップし、双方が見える場所に張り出す:親も子も、双方が見える所に(もしくは2枚用意)「やるべきこと」をリストアップして常にお互いが「出来ているか」、また出来ている場合はそれを褒める等を欠かさず行う
- 子供に苦手な項目を伝える(親がADD)、子供に無理のない程度に自分で決まり事を作らせる(子がADDの場合):ADDは時間割などで自発性を阻害されるのが耐えられないので、お互いに「得意なこと」「不得手なこと」「最適な時間帯等」を伝え合う。(直接会話するのが難しければ連絡ノートなどを利用するのも良い)
一番身近なお互いが、お互いの良き理解者である事を意識しましょう。
注意点・まとめ
親がADDの場合も子がADDの場合も、お互いが身近で大切な存在である事に変わりはありません。
共通しているのは、「時間・力量の見積もりが甘く、裁量以上のことをしよう(させよう)としてしまう」事にあります。
常に時間にも力量的にも余裕を持ち、無理なく心地よく過ごせるよう工夫していきましょう。
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