女性のADD
女性のADDとは
女性のADDは、男性と比較して見つかりにくいとされています。それは何故でしょうか?
女性のADDの特徴
女性のADDの発見されにくさは、次のような特徴があります。
- 多動のないADDは、ADHDと違い特徴的な外的動作が少ないため、見つけられにくい:特に女の子(幼少期)にあっても、成長と共に多動が消えてADDに移行する場合と元々ADDであるために分からないまま成人してしまう場合がある
- 物忘れなども周囲からは「本人が抜けている」「変わっている」で片付けられてしまう:「情緒不安定」や「本人の性格によるもの」で終始してしまう
- 本人も「(症状について)そうかも?」と思っていても、周囲に宣言、告知をしたがらない:伝えたところで状況が改善されるとは思わない、と本人が判断してしまう
- 専門機関への来診、通院を否定的に捉え、先延ばしにして発見が遅れてしまう:治療が早期であれば改善する問題も引き延ばされてしまい状況が悪化する恐れもある
- 自分自身で症状がある事を認めたがらない(男女共通):症状を認めることで改善される点も多々あるが、本人が認めないと治療が始まらない
- 仕事上暗黙に必要なスキル(空気を読む等)が難しい:経験上空気が読めないことに対する恐れもあるため、黙ることも多くなり返って反感を買うことも増える
症状の自分と周囲への認知自体が遅れてしまうのはこのあたりに原因がありそうです。
注意点・まとめ
自分を「ADD」かどうか、またそうではないことを早めに判断することは大切です。
もしADDではないのに「ADDだ」と思い込んでいた場合も、逃げに繋がり生活や社会活動の改善にはなりません。
診断が下った場合、投薬やカウンセリングが受けられ、日常の改善が見込めます。
まず、専門機関への相談(学校・会社のカウンセラーがいる場合はカウンセラーに)してみましょう。
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