ADDは天然ボケ扱いされやすい

ADDは天然ボケ扱いされやすい

ADDは天然ボケ扱いされやすい

ADDと「天然ボケ」とは

俗に言う「天然」「天然ボケ」とは、その人の個性の一つとして周囲や社会に好意的に受け止められる特性です。

 

ですが、当然ながら「天然ボケ」とADDの諸処の症状とは根源的に違うことは周知の通りです。

 

特徴

では、なぜADDは「天然ボケ」や「天然」と言われたり、自分で感じたりするのでしょうか?

 

以下にその要因と思われる例を挙げてみましょう。

 

  • 「おっちょこちょい」 不注意の結果、累積すると信用を失いかねない。「〜さんっておっちょこちょいだよね」等
  • 「抜けている」 計画性のなさ、立てにくさによって〆切が守れない、期日が守れない等が生じる。「〜の〆切は午後だけど覚えてる?」等
  • 「面白い」 多動がこれに見える場合がある。「〜さんって面白い癖があるよね」等
  • 「ぼーっとしてる」 気が散る(注意力散漫)がこう見えることがあるる。「こっちに集中して、ぼーっとしないで」等
  • 「忘れんぼ」 物忘れの傾向がこれに当たる。「また忘れてきたの?」「〜さんに貸したものが返ってこなくて困っている」等

 

人は自分が思うよりも他人に興味を持たないものです。天然かADDかの違いは、周囲にとっては大きな差のあることではないのかもしれません。

 

注意点・まとめ

ADDの他にも、アスペルガー症候群が一見するとただの「天然ボケ」に見える人も居ます。

 

ですが、ADDもアスペルガーも「自分が周囲とずれている」ことを自覚している事に対して、天然ボケの人は周囲とのずれを自覚していません。

 

これは、ADDやアスペルガーが自分の発達障害を自覚し、コントロールや認識を変えようと努力することに対して天然ボケの人は特に対策を講じないためでしょう。

 

本人にとってはADDなどの発達障害は切実な問題です。

 

わざと周囲と波風を立てないために「天然ボケ」を装うなどはストレスを増大させるだけです。

 

学校ではカウンセラーと担当の先生、職場では直属の上司数名等に事情を話し、周囲との「ズレ」を是正していくのも大切です。

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