ADDとうつ病
ADDとうつ病の違いとは
ADDとうつ病の症状は似ている部分もありますが、根本的に原因も違う症状です。
違いと発現の仕方
ADDのうつ病は、ADDの二次障害として現れる事が多い症状です。
- ADDは脳の障害:ADDは先天的な脳障害であり、うつ病は後天的な原因による脳の分泌物異常による症状
- ADDで起きるうつ:ADDの症状によって起きる諸々の不具合(不注意等)により起きる周囲との軋轢でうつになりやすい
- ADDによる不安、悲観によるうつ:普通の人が出来ることが出来ない、と悲観したり、将来を不安に思う思いが強いため、抑鬱傾向が強まりうつになる
- 悲観、抑鬱傾向そのものがADDではない:ADDの障害の中に「うつ」は入っていない
うつ病かと専門機関にかかったら、ADDと診断された例もあります。
その場合は二次障害でうつを起こしていて、その原因を探るとADDだったという場合になります。
注意点・治療法
うつ病とADDは治療薬も治療法も違うため、別個に治療薬とカウンセリングが必要になります。
ADDの治療薬(ストラテラ、コンサータ)ではうつは治りません。
ですが、ADDの諸症状の緩和によってうつの原因が軽くなり、結果としてうつも軽減する場合があります。
うつの症状(抑鬱、悲観、無気力等)を自覚したら、まず自己判断のみに終始せず専門機関を訪ねてみましょう。
カウンセリングも併設している所であれば、ADDの治療と判断も容易です。
また、うつの治療では6ヶ月以上診療を受けている場合、障害者手帳の申請を受ける事が出来ます。
(診断書が必要。現状ではADDでの障害者手帳申請は不可能です)
ADDもうつも放置しないことが大切です。
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