ADDの人の先延ばし防止対策
ADDと先送りとは
ADDの人は物事を先延ばしにしてしまう傾向があります。
それも、細かなことのみならず重要な項目も先送りにしてしまうのがやっかいです。
特徴
ADDの人の先送りには、以下のような特徴があります。
- 甘い見積もりで「出来る」という変な確信があり、〆切間際で出来ずに慌てる
- 通常の人が1〜2回で直す失敗を、何度体験しても直せない
- 間に合わないことが増えると、重要な仕事を任せてもらえなくなる
- 周囲に迷惑のかかる失敗、先延ばしは信用を下げる
- 自分の興味のある事ばかり取りかかってしまい、やる必要のある事が後回しになってしまう
- 自分のやるべき事を忘れてしまう
- 新しいことに取りかかる心配、不安が大きい
- 頭の中で起きていることの切り替えが上手くいかない
脳の症状ではありますが、普通の人の「おっちょこちょい」「ドジ」というクセに似通っているため理解されづらい部分でもあります。
対策・まとめ
大きな作業(仕事量の多いもの)は、それだけで脳がパニックを起こして疲弊してしまいます。
そのため、次のような方法をとっていくと良いでしょう。
(1)作業を小分けにする:出来るだけ小さい単位(ファイルをひらく、電源を入れる等でOK)から動作を行っていきます。
(2)優先順位を付ける:一度優先順位を付けたらその通りに余計なことを考えずに集中して作業します。
(3)作業スペースを区切る:可能ならパーティション、机の上の整理なども良いでしょう。
(4)予定を整理しすぎず、言われた順番・立てた予定通りにやってみる:細かい順番通りに行くとは限らないので、ざっくりと立てた予定通りにやってみましょう。
(5)「朝ご飯前」「朝起きてすぐ」「昼イチ」など、キリの良い時間を決めてやる:決められた時間に身体が動くよう癖付けをしましょう。
(6)進展状況を上司に細かく報告する:上司もどこまでやっているか把握出来、安心してもらえます。
(7)タイマーで1時間、30分、15分など区切って作業を行う:集中力が長時間続かないため、小さく区切って目標を達成するようにしましょう。
自分で予定の順番が決められないときは、人に決めてもらうのも良いかも知れません。
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