ADDと療育
ADDと療育とは
療育とは「障害のある児童が公的な医療や保育を受け、社会的に自立することを目的とする事」とされています。
ADDでは診断を受けても「障害のある児童」として施設によって受け入れられるかどうか変わってきます。
特色
療育を受ける必要性は、次のような事項に要約されます。
- 注意力を特定のことに向ける: 通常の児童が向ける注意力を、向け続けることが難しい
- 情報入力: 先生や他の児童が向ける情報に対して入力することにハンディがある
- 気持ちを読むのが苦手: そのことにより集団行動が難しくなる
療育を受けられる施設はまだまだ限られていますが、ネットや行政機関で調べて問い合わせてみるのも良いでしょう。
注意点・まとめ
公的な療育は受けられる機会が未就学中のため、その時点ですでに受けられる施設が僅かになります。
ですが、幼児期に療育を受けるかどうかで小学校以上に就学した際の選択肢が変わってきます。
全教科通常の学級で教育を受け、履修が難しい教科も受けさせるのが良いのか、特別支援学級で教科ごとに受けるのが良いのかは早期療育に関わってくるでしょう。
集団行動などの難しさは、深刻ないじめの対象になる割合も高いとされています(8割と言われています)
ADDは多動性がないため、ADHDやアスペルガーなどと比較して見落とされがちな障害です。
ですが、知的障害はないのですが障害特性のために学習の進行具合に遅れが生じることがあります。
特に、児童期はどんな子供も多少衝動性や多動性を持ち、年齢を経るごとに収まっていくため「経過を見ましょう」で片付けられることも多いのです。
服薬を含め、児童への良い環境作りと経過の観察、なんと言っても家族の支援が必要です。
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