ADDと結婚
ADDにとっての結婚とは
ADDの人でも、もちろん結婚は可能です。家庭内では特に女性の立場が大きく影響するので、主に女性のADDについて述べていきます。
ADDの結婚と結婚生活の特徴
ADDの人が結婚生活を送る上で、上手くいく場合と行かない場合の例を挙げてみます。
- 上手くいかない:夫となる人に障害への理解がない 説明して一緒に暮らしても興味を持たれない場合は問題である
- 上手くいかない:結婚生活に刺激を求める。夫や結婚生活をつまらなく感じ、多すぎる買い物をする、極端な行動をする、不倫をする
- 上手くいかない:大切な約束を守らない。結婚生活を続けていく上で、育児上での様々な決まり事、約束事を守れない
- 上手くいく:症状についての理解があり、治療や日々の生活にも考慮してくれる人
- 上手くいく:穏やかで精神的に「大人」な人は、ADDの幼児性を包み込み援助してくれる
つまり、「ADDの症状に流されているときほど上手くいかない」と言えそうです。
まとめ
では「ADDの症状に流されない結婚生活」とは、どのようなものなのでしょうか?
単純に「全部の症状(不注意、衝動性、ADHDなら多動など)をすべて封じればOK、という簡単な解決法でなんとかなることではなさそうです。
日常生活に刺激を求めてしまうのは、ドーパミン分泌の異常というADDの症状の一つですが、一つの行動を起こす前に「これは本当にすべきことだろうか?症状が起こしている欲求による物なのだろうか?」と一息ついて考えるのがよさそうです。
また、約束事については社会生活を営むのと同じく「一カ所にまとめてメモを取る」(あちこちにメモするとメモの場所を忘れるため)など、外部記憶を積極的に利用していきましょう。
そして、これが一番難しいことですが、症状に理解のある人を見つけるのはとても難しいことではありますが、可能性は0ではありません。
見つけることが出来たら、前述の2項目(物忘れ・刺激を求める等)を常に自覚し、素敵な伴侶の人を大切にしましょう。
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