ADHDと境界性人格障害
境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)とは
境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)とは青年期または成人初期から多く生じる不安定な思考や感情、行動などを行うコミュニケーションの障害です。(ボーダーとも呼ばれます)
衝動的な行動を起こしたり、自分の感情を上手くコントロール出来なかったり、薬物やアルコールに依存したり、自傷行為(リストカット、アームカット)等の自己破壊行為を起こします。特に女性がなりやすい障害です。(男女比で現すと1:4になります)
幼い頃からADHDである人は、この境界性人格障害の症状を発症する事は少なくありません。
ADHDと境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)の関係
ADHDの子供は親から抑え付けられるような養育を受けがちです。気分の不安定を持っている人がその様な養育環境で育つことにより、境界性人格障害を併発してしまうと言われています。その為、境界性人格障害の併発を防止するためには、子供がのびのびと成長出来るように養育するべきです。
また、自己愛が育たなかった結果、境界性人格障害になる場合もありますので、自尊心を持つように、劣等感を出来るだけ持たないように養育していく必要があります。
ADHDと同様の症状として、衝動的な行動を起こしたり、周囲の人から見捨てられる事を極度に恐れたりします。
早目の対処を
境界性人格障害は自傷行為等の自己破壊行為を行ってしまう為、早期発見・早期治療が必要な障害です。そのままにしておくと、体に障害を負ってしまうような行動をしてしまう可能性が高いからです。
もしADHDの人が気にかかる行動を起こしているのを発見した場合は、すぐに精神神経科や心療内科などの医療機関に連れて行き、医師に相談しましょう。
スポンサーリンク