ADHDとアダルトチルドレン(AC)
「アダルトチルドレン(以下AC)」という言葉は、テレビでもしばしば耳にするため、言葉をご存知の方は多いでしょう。ACは、ADHDとは違い、病気の名前ではなくある一定の状態のことを言います。
ACはADHDの二時障害として起こってしまうこともあります。ここでは、ACとは何かとADHDとの関係についてご紹介していきましょう。
アダルトチルドレン(AC)とは
アダルトチルドレンとは、機能不全家庭で育ったために、大人になっても精神的なトラウマを抱えている現象や人のことです。この改善が困難である場合に、ACだということになります。
具体的にどういったことがトラウマになっているかというと、親からの虐待、放置や、家庭内で問題が起きている場合、またはひどく危険な目にあった時に、親が助けてくれなかったといったようなこともトラウマになります。
要は、親から愛されていないと深く感じるような状況が、ACを生み出してしまうのです。
ADHDの二次障害としてACになる理由
ADHDの方がACになってしまう理由はさまざまです。
例えば、ADHDの方の両親のどちらかがADHDだということは少なくありませんが、ADHDを抱えていると身近な人に対して支配的になってしまうことがあります。
ADHDの親がADHDの子供に対して支配的な行動をとり、辛くあたってしまうと、その子供が将来ACになってしまう可能性はとても高いでしょう。ADHDである子もまた、自分はダメな人間だと思いやすいからです。
また、親がADHDの子供を受け入れられないという場合も、ACになってしまいやすいでしょう。この場合も、ADHDの子供の自己否定感を増幅させてしまいますし、親に受け入れてもらえなかった記憶というのは、トラウマになってしまうからです。
ACの方々はしばしば、恋愛面において問題がおきやすいことで知られています。自分がACだと感じたら、ADHDの治療と並行して、なんらかの治療を受けることをおすすめします。
スポンサーリンク