ADHDと反抗挑戦性障害

ADHDと反抗挑戦性障害

ADHDと反抗挑戦性障害

反抗挑戦性障害とは

6ヶ月以上にわたり、自分にとって有益でも周囲や相手に対して挑発的・反抗的・激しく抵抗する等の行為を行うことを「反抗挑戦性障害」と言います。

 

学校や家庭、社会生活を送る上でも障害がある程度のものを指します。

 

ADHDとの関係・特徴

反抗挑戦性障害とADHDの関係について見ていきましょう。

  • ADHDと反抗挑戦性障害は合併していることが多い 50%併発するとする説もある
  • 行為障害 まれに暴力を振るったり、物を壊すなどの行動に出ることもある
  • 反抗挑戦性障害の経過 反抗挑戦性障害があるADHDは10%前後と言われるが、その後行為障害に至るのがほとんどと言われる
  • かんしゃく・口論・反抗を繰り返す
  • 「〜しなさい」という言葉に過剰に反抗的態度を取る

特に9歳前後で見られると言われ、同年代の子供の行動を遙かに超えた行為に至るとされています。

 

注意点

反抗挑戦性障害は、発展すると触法行為(万引き、人に危害を加える、器物破壊、窃盗等)を行う「行為障害」に発展することもあります。

 

ADHDの二次障害として、反抗挑戦性障害が不注意・多動性・衝動性といった3つの特徴的な症状がみられるため、その年齢等に不釣り合いな行動が社会的な活動や学業に支障をきたすため「反社会的」と写ることもあります。

 

そうさせないためには、まず周囲の対応と本人の自尊心を高める事が必要です。本人は周囲に必要とされている、大切にされているということを分からせる必要があります。

 

具体的には(1)ペアレンントトレーニング(2)育児・教育支援(3)ADHDの薬物治療(4)地域活動の利用(親の会・ネットワークなど)を実行、利用することが挙げられます。

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