ADHD 学習障害 違い

ADHDと学習障害(LD)の違い

ADHDと学習障害(LD)の違い

ADHDも自閉症も学習障害(LD= Learning Disabilities)も同じ「発達障害」とされていますが、症状は全く違います。

 

まず学習障害(DSM-Xからは「限局性学習症」と名前が変更されていますが、ここでは「学習障害」と表記します)の特徴は以下の通りです。

 

〜「読む」ことの問題〜

  • 誤った発音をする
  • 文章の文字や単語を抜かして読む
  • 読んでいる物の意味を理解する事が難しい

 

〜「書く」ことの問題〜

  • 誤った文字を書く
  • 句読点を間違える
  • 単語の中に誤った文字が混じる
  • 文法の誤りの多い文章を書く

 

〜「計算する」ことの問題〜

  • 数の感覚、計算の正確さに困難がある
  • 数学的推理の正確さに困難がある

基本的には全般的な知的発達に遅れはありませんが、上記の内どれか1つが当てはまり、学習の習得に困難をきたす症状を持っています。

 

学習障害とADHDの違い

ADHDの人の場合は集中力がすぐに切れてしまったり、他の事に気を取られてしまいがちですが、学習機能自体についてはケアレスミスは多発するものの問題はありません。

 

ADHDの知人は小学生の頃に海外留学し、日本に帰ってきてからは高レベルの大学に通う程、学習能力に長けていました。

 

ただ、他の事に集中すると、勉強する事を放り出してしまいます。

 

学習障害の解決法

もし自分の子供が学習障害の場合、書くことが苦手な場合はパソコンを使わせる、計算が苦手な場合は電卓を活用させる、書き写す事が苦手な場合はカメラで記録をさせる等、それぞれの症状に合わせて補助的にツールを活用させる事で困難を補わせると良いでしょう。

 

ADHDも学習障害も親のしつけ・育て方が原因ではないかと思われがちですが、発達障害の1つですので、親である自分を責めずに、子供がスムーズに学習を出来るように根気よくサポートをしてあげる事が大切です。

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