ADHDと対人恐怖症
対人恐怖症とは、あがり症とも呼ばれる精神疾患で、他人の前で失敗をした経験から、他人の目に触れると極度の緊張状態に陥る状態になります。思春期にはよくありがちな物で、軽度の物であれば自然と治っていきます。しかし社会生活に支障をきたすほど他人に対して恐怖感・不安感をおぼえる状態の場合は精神疾患として治療が必要となります。
慢性化するとパニック障害を引き起こしたり、引きこもりがちになってしまいます。
ADHDの人は何度も失敗を繰り返し、何度も教師(大人の場合は職場の上司)にしかられ、それでも同じ失敗を繰り返すことによって対人恐怖症を併発してしまう可能性があります。
対人恐怖症の特徴
- 赤面症…人前で顔が赤くなっているのではないかと思ってしまう
- 表情恐怖症…自分の表情が気になってしまう
- 視線恐怖症…他人または自分の目線が気になってしまう
- 醜形恐怖症…自分の顔を醜いと思い込んでしまい、過度の劣等感を抱いてしまう
- 吃音症…人前でどもってしまう
- 多汗症…人前で汗を異常にかいてしまう
など。
解決法
対人恐怖症を改善するのには時間がかかりますが、「気の持ち様」で克服する事が出来ます。
- 自分を受け入れる事…自分の良い所も悪い所も受け入れる、自分で自分を褒めてあげる
- 他人を好きになる事…例え嫌いな相手でも、他人への愛を持って接するようにする
- プラス思考でいる事…何か失敗しても「これでも良いかもしれない」と思うようにする
以上3点の事を行い続ける事で、対人恐怖症を克服する事が出来るようになります。
もしADHDの人だけで行う事が難しい様だったら、周囲にいる人が褒めて自信を付けさせるように、そして物事をプラス思考に持って行けるようにサポートをしてあげる事が大切です。
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