ADHDと接客
ADHDの人は、じっと机に座ってするような総合的なオフィスワークは比較的苦手だとされています。それでは、常に人と接するような接客業だとどうなのでしょうか。
ここでは、ADHDと接客という仕事について掘り下げていきましょう。
ADHDに接客は向いているのか
接客という仕事は、常にアクティブに動いていることも多く、コミュニケーションも必要になる職業です。また、職場によってはかなり忙しくなったり、マルチタスクだというものも多いでしょう。
そんな接客の仕事はADHDに向いているのでしょうか。
結論としては、接客の種類によるといったところでしょうか。ADHDの人はマルチタスクが苦手です。集中できないのと、短期記憶が苦手だということがあり、マルチタスク的な仕事だと、何かを忘れてしまったり、どの順番でやるべきなのか順序立てることができません。
また、突如忙しくなったりすると、なかなか対応が難しいようです。
飲食店などでは、マルチタスクを求められ、忙しいということも多いので、苦労をするADHDの人が多いようです。
どんな接客ならできるのか
ADHDの人が接客業につくときには、なるべくマルチタスクではなく、どういうときにどうすればいいかということが決まっているようなものがいいでしょう。
たとえば、レジ打ちの仕事なら接客業でも、それほどマルチタスクではないため、ADHDの人でも対応できるでしょう。
また、薬物治療によってある程度症状を抑えることができるのであれば、もう少し仕事の幅も広がります。これは、薬の効果によって物事に集中することができるようになるからです。
ですから、今接客の仕事をしていて、仕事ができない自分に困っているという場合は、病院で相談してみてもいいでしょう。
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