ADHDと営業事務

よくADHDの人には、営業の仕事が向いていると言われます。ただ、ADHDの人にもそれぞれ性格がありますから、営業が難しいという人もいるでしょう。では、そのサポートをする営業事務というお仕事ならどうでしょうか。

ここでは、ADHDと営業事務について考えてみましょう。

営業事務とはどういう仕事かというと、前述のとおり、営業担当者をサポートするような仕事のことです。一般事務と何が違うかというと、営業担当者のお客さんと関わることが多かったり、営業担当者のために資料作成をしたり、見積もりをしたりというようなことをします。

営業事務の仕事は会社によって多少異なりますが、このような仕事が代表的なものです。

営業事務がADHDの人に向いているかどうかというと、人とのコミュニケーションが苦にはならないタイプなら向いていると言えるでしょう。

営業事務が向いているかどうかというよりも、その会社での営業事務がどういう仕事をする人なのかというところにもよります。例えば、常に臨機応変な対応を求められるような仕事だと難しいかもしれませんが、やる仕事が決まっていて、システマティックになっているということなら、ADHDの人でもやりやすいでしょう。

また、営業事務でも忙しい職場で常にバタバタしているというような場だと、ADHDの人はミスを犯しやすいものですが、比較的落ち着いた職場であれば、治療を受けているADHDの人なら問題なく働くことができるでしょう。

ADHDの人が営業事務の仕事をするかどうかは、この職業がどうかというよりも、その職場環境や仕事内容が自分にあっているものかどうかを判断するべきです。