教師はADHDにとって適職なのか
ADHDの人は、すべての職業において失敗しがちというわけではなく、その特性を活かせるような職業もあります。
それでは、教師という職業はどうなのでしょうか。ここではADHDの人にとって、教師が適職かどうかを考えてみましょう。
教師はADHDにとって適職か
ADHDやアスペルガー症候群などの発達障害の人に、教師は向いている職業だと言われることがあります。これは、ADHDやアスペルガー症候群の人は、専門性の高い職業が向いているとされているからだと考えられます。
しかし、実際の教師という仕事は、専門性を生かすというだけではなく、生徒やその家庭、そして同僚とのコミュニケーションが不可欠な職業です。
一方的に授業を行う分には、ADHDの人に教師は向いているのかもしれませんが、このコミュニケーションという部分が苦手なADHDの人に、教師は辛いかもしれません。
モンスターペアレントと言われるクレーマーのような親が増えている昨今では、ますます教師という仕事はADHDの人にとって辛いものになるのではないでしょうか。
ADHDでも教師になれるのか
とはいえ、ADHDだと教師になるべきではないということではありません。例えば、小学校から高校などといった、親とも密接に関わらなければならないような学校だと、コミュニケーション能力が欠如していると難しいかもしれませんが、大学の講師ということなら、それほどでもないでしょう。そもそも、大学の講師・教授などは、ちょっと変わった人も多いので、ADHDがそれほど目立たないでしょう。
また、担任のクラスというものを持たなければ、小学校・中学校・高校でもうまくやれる可能性もあります。
教師はADHDにとって適職だとは言い難い職業ですが、本当になりたいと思っている人が諦める必要もないでしょう。
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