ADHDで仕事を辞める

ADHDの人の中には、仕事が自分には向いてないと感じて自ら辞める人や、仕事で問題を起こして解雇されてしまう人も居るでしょう。

出来れば同じ会社で勤務する事を続けたいと思っても、仕事でミスを繰り返してしまい、同じ職場の人に迷惑をかけてしまったり、人付き合いが上手く出来ないという理由で職場に居辛くなってしまう場合もあります。

辞職または解雇により会社を辞めた場合、まずは自分のどんな所に問題があったかを整理する必要があります。問題を洗い出さない内にすぐ他の会社に就職しても、同じ様な原因で辞めざるを得なくなってしまう可能性があるからです。

問題を整理する場合、原因と解決法を考えて一緒にノート等に書いて行うと良いでしょう。例えば、以下の様にノートに書き出してみてください。

【問題】仕事に集中できなかった【原因】与えられた仕事が楽しくなかった
→職種を変えてみる、他の仕事を与えてもらえないか上司に相談する

【問題】書類を何度も紛失してしまった【原因】書類の整理整頓が出来なかった
→書類をしまう場所を決める、出来るだけ整理整頓をする

【問題】何度も計算ミスをしてしまった【原因】間違いが無いかチェックせずに書類を提出した
→書類の提出前に再度確認作業を行う

【問題】同じ職場の人とコミュニケーションが上手く取れなかった【原因】人を傷つけるような事を言ってしまった
→話をする相手の事をよく理解してから話しかけてみる

上記の様に問題・原因・解決法を書き出し、もし身近に仕事が上手く出来ている人が居れば、書き出したノートの内容を読んでもらい、解決法にもっと良いアイディアが無いか、間違っている部分は無いかをチェックしてもらうと良いでしょう。

他人からチェックをしてもらう事によって、自分では気付かなかった問題点が分かったり、もっと良い解決法が見つかる場合があります。

そしてチェック済みのノートを活かして再就職先を探せば、良い環境で長く働く事が出来る可能性が高いでしょう。