左利きの人はADHDのリスクが高い?
ADHDと利き腕の関係とは
一見関係がないように思える「利き腕」とADHDですが、昨今の研究で関連性の指摘がなされています。
特に「左利き」は、ADHDとの関連性が濃厚であるとの研究結果が表明されています。
ADHDと左利きの特徴
左利きがADHDと関連性があるとされるのは、手と脳の関連性、思考の傾向にあるとされています。
- ストレスがたまりやすい 世の中の物・環境のほとんどが「右利き」を基準に作られているため、ストレスになりやすい
- 左脳の負荷が大きい 左脳の使われ方の偏りがADHDの脳の使い方を加速してしまうという説
- 天才肌、変わり者が多い これも脳の発達の偏りによる物である、と言われていますが俗説の域を出ない
- 左利きならではの脳の使い方 左利きの脳の使い方が人体にとってイレギュラーであるため、脳にも身体的にも負荷がかかる
また、確証はありませんが左利きは統合失調症のリスクも高くなるという研究結果も出ています。
これも左右の脳の使われ方と、脳を使う比重のアンバランスさによるものと言われています。
治療法・まとめ
左利きを矯正する方法もある程度確立していますが(文字を書くような複雑な動作よりも、お箸やスプーンから右手で持つようにするといった日常動作から直すなど)「左利きが両利きになる」という矯正方法に過ぎず、完全な右利きになるというわけではありません。
また、左利きを無理矢理矯正するのはそれ自体もストレスになる上、「左と右が分からなくなり脳が混乱する」ため、矯正すべきではないという意見もあります。
左利きゆえにADHDのリスクが高まるという学術的なデータはほぼ存在しないため、噂の域を出ないと考えて良さそうです。
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