ADHDはダメ人間なのか
ADHDの方々は、その症状の特性により苦しんでしまうことが多々あります。色々なことがままならず、自分のことを「ダメ人間」だと責めてしまうこともあるでしょう。
ですが、ADHDの方々は本当にダメ人間だというほど、何かが欠けているのでしょうか。
ADHDだとダメ人間?
そもそも、「ダメ人間」という言葉の定義だって怪しいものです。
ADHDの方々は、確かに社会になじめなかったり、暗黙のルールを理解できなかったり、衝動的になってしまったりと、さまざまな問題行動はあります。
ADHDの症状のために、色々なことがうまくできないということも日々体験しなければなりません。
そういった中で、何もかもうまくできない自分に対して、「ダメ人間」だと思ってしまっても、不思議ではありません。ですが、ダメ人間ではないということを自分自身に言えるようにしましょう。
ADHDの症状は障害であって、人間性ではないのです。
自信をもつために
「自信をもつ」というのは、自分ができることに誇りをもつということとは違います。自分の存在に疑問を持たないということです。
ADHDの方々は、この自信がある方が多くはないでしょう。自信をもつためには、自分ができることを知り、広げていくことです。
例えば、とても好きなことであればうまくできるのであれば、その分野で成功すれば、自信につながるでしょう。
そうではなくても、治療を続けていくうちに、うまくできるようになることが増えればそれも自信につながります。
要は、あまりダメ人間だと思い込まず、気楽に前向きな気分でいることで、結果的にあなたの定義の「ダメ人間」ではなくなるということです。難しいことではありますが、障害によって辛い思いをしたとしても、常に元気に明るく生活をしましょう。
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