ADHDと芸術
ADHDと芸術の親和性とは
ADHDは新しい物・刺激のあるものへの興味が強く、これらのものに対して人一倍強いアンテナを持っています。
また、これらを取り入れ自分のものにしていく行動力もあるため、芸術との相性はとても良いと言えます。
特徴
ADHDと芸術が相性が良い点を見ていきましょう。
- 感性とひらめきが人一倍優れている人が多い
- 新しい情報への興味と、それを取り入れるスピード、行動力が並外れている
- 発想が桁外れに豊かである
- スタイルがすぐにころころ変化する事により、バリエーション豊かな作風が出来上がる
- 興味のある事に対しての集中力が並外れている
芸術を志すために必要な要素を先天的に持っているような点がうかがえます。
ADHDの芸術家
歴代の名だたる芸術家がADHDであるとは限りませんが(ゴッホはアスペルガーだったという説もあります)、著名人の中にも「おそらくADHDだろう」とされる代表的人物を2人挙げます。
- パブロ・ピカソ (1881-1973):フランスで創作活動を行う。キュビズムの代表的作家であり、ギネスブックに「最も多作な芸術家」として名を連ねている
- サルバドーレ・ダリ (1904-1989):シュルレアリズムの代表的作家。様々な機構や逸話でも知られる
ピカソやダリの時代にはまだADHDという概念がなかったため、本当にADHDかどうかは定かではありませんが、専門家の研究(手記、作品傾向、行動など)により「ADHDであった可能性が高い」とされています。他には音楽的分野ではモーツァルトもADHDだった可能性が高いとされています。
注意点・まとめ
ADHDの人すべてが爆発的な芸術的才能を持っているというわけではありません。
すべての人がクリエイティブな分野で才能を開花させるわけではありませんが、ADHDの人の独特な感性と想像力、ひらめきは様々なジャンルでの活躍が見込めます。
まず「地道にコツコツと」よりも「自分の興味のある分野を徹底的に」を行動の指針にして行動してみると良いでしょう。
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