ADHDは天然とは違う
「天然」とは
発言が面白い、行動が突飛で変、動きや考え方が面白い…。
あなたの周囲にもそんな人が1人か2人はいるかもしれません。
「天然の人」「天然キャラ」は愛すべき存在ですが、実はADHDである場合もあるのです。
特徴
「天然」にみえるADHDは、以下のような点です。
- 仕事中でも黙っていられず、独り言を延々と続ける。
- 慎重、丁寧にやることが求められる仕事でミスをする(丁寧に出来ない)
- 普段から注意力に欠ける(物を落とす、なくす)
- 意味もなく笑う
- 変な行動や発言を平気でする
これらの行動は本人や周囲の許容範囲であれば問題ありません。
ですが、日々暮らしていく上で「困ったな」と思ったり、明らかに周囲に迷惑をかけている状態になると問題です。
要約すると、ADHDと「天然」の違いは「面白い、でもちょっと常軌を逸してるな」というレベルに達していることです。
つまり「日常生活を送るのに支障を来す」レベルになると発達障害(ADHD)を疑った方が良いかもしれません。
まとめ
「空気が読めない」という点ではアスペルガー(ASD)とも似通っていますが、根本的には違います。
ADHDの多動性の表れである「思いつきで、咄嗟に」発言ししまうため、周囲には話の流れ、会話の雰囲気が読めていない=「空気が読めない」と思われてしまいます。
また人の気持ちは理解できますが、それに対する感謝や謝罪の言動が「的外れ」なため、これもまた空気が読めない人と思われる要因になります。
でも、こうして先天性だから、周囲からは疎まれる存在なんだとネガティブになっていても仕方ありません。
悪いと指摘されて自分もそう思ったときは直し、そうでないときは「開き直る」事も必要です。
自分は自分、どうしてもつらくなったら「悪いのはADHDが起こす行動で、私ではない」くらいの開き直りも大切です。
事実そうなのですから、自分をつらくさせているADHDと真っ向勝負するのではなく、ゆるくつきあっていく、くらいに構えてもいいと思います。
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