ADHDの疑いがあるときは
ADHDの疑いを持ったら
ADHDは「本人の癖」や「性格」ではなく、脳の障害です。自己判断に頼らず、「おかしいな」と思ったら専門機関での診断を仰ぎましょう。
主な兆候
大きな区別は3つの傾向ですが、それを周囲に指摘されたり、自分でも感じたりした場合は専門家の意見を聞くのが安心です。
- 不注意な点が多い(集中力が続かない)
- 多動である(じっとしている事が出来ない)
- 衝動的である(言葉、行動共によく考えずに行動する)
- 上記3点の動向が常軌を逸している
- 同僚に「異常な行為」「度を過ぎた行為」を指摘された
- 友人、家族、同僚などにADHDを指摘された
- 自分で「もしかしてADHDかも」と思ったとき
成人の場合は病院の精神神経科、心療内科、クリニックなど、小児の場合は児童精神科、小児神経科などを受けると良いでしょう。
小児はADHDだった場合、3歳〜6歳から本格的に症状が出始めるとされています。
注意点・治療法
ADHDを完全に治す治療法はまだ発見されていません。ですが、現在の治療を受けることで日常生活を過ごしやすくし、周囲や本人の負担も軽くなります。
治療は
(1)薬物療法
薬物療法では薬物(ストラテラ・コンサータ)を摂取することで本人の学習や仕事、生活態度、他人との関わり方、行動などに改善が見られます。
それぞれ効果の発現までに時間が変わりますので(ストラテラ2〜6週間、コンサータ1〜2週間)処方されるお薬についての説明を良く聞いて、処方箋通りに飲みましょう。
(2)心理療法
心理療法は、行動療法・認知療法等があります。ADHDの人はその性質から日常的に失敗したりつらい思いをすることが多く、自己評価が低くなります。
心理療法は心理的アプローチで心の問題を軽くし、今後の治療や日常生活の改善に役立つと期待されます。
(3)食事療法
ADHDの様々な問題行動の原因は食品添加物・糖質の過剰尾な摂取によるものという考えを元にした治療法です。
食事療法においては、糖質や食品添加物の摂取を控えてバランス良い食事を心がけましょう。
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