ADHD-RSとは
ADHD?RSというものをご存知でしょうか。ADHDは耳にしたことがあっても、ADHD?RSという言葉は聞いたことがないという方がほとんどではないでしょうか。
ADHD?RSは、その名前からも察することができるように、ADHDに関するものです。ここでは、ADHD?RSとはどういったものかをご紹介していきます。
ADHD?RSとは
ADHD?RSの「RS」とは、Rating Scaleの略です。英語がちょっとでもわかる方なら、これだけでピンとくるかもしれませんが、つまりADHDの評価基準、評価スケールということです。
世界共通の精神疾患の診断基準については、DSM?IVというものがありますが、ADHD?RSは、これを基にADHDの診断のために開発されました。
このADHD?RSを用いて、その患者のADHDがどの程度のものであるかという重症度を判断することができます。
ADHD?RSには、18項目のチェック項目があります。この18項目を、それぞれ0〜3点で評価して、最後に合計点を用いて、多動傾向がどのくらいで、不注意傾向がどのくらいということがわかるのです。
ADHD?RSはどのような時に用いられるか
それでは、このADHD?RSがどのような時に用いられるかというと、診断と治療の際に、その患者のADHDがどういう傾向があり、どの程度のものであるかを判断するのに用いられます。
これによって、患者自体を見ていなくても、誰でもADHDの度合いがわかるようになります。
また、治療を行っていく上で、何らかの変化があった場合に、再テストをしてみると、以前とどのようなところが改善されたか、どのような点で変化があったかということを判断することもできるのです。
このADHD?RSの項目は、どなたでも入手できるようなものですから、ADHDの子供のいるご家庭で内容をチェックしてみてもいいでしょう。
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