大人のADHDの診断ポイント
ADHDの方は、子供のころに症状が見つかって治療が行えることが一番理想的です。しかし、実際には大人になって社会に出てみるまで、ADHDだとわからないこともあるのです。
それでは、大人になってからADHDと診断される場合、どのようなことがポイントになるのでしょうか。
ここでは、大人のADHDの診断ポイントについて、説明していきましょう。
大人のADHDの診断
大人のADHDの診断には、精神神経科という診療科が一番の専門科となります。
診断を受けるときには、事前に予約をして、準備するものがないかなどを確認しておきましょう。大人のADHDの診断の場合、幼少期の様子などについても訊かれたりしますから、ご健在であればご家族の協力も必要になります。
診断は、問診形式です。診断のポイントは、医療機関により異なりますが、その症状が子供のころからあるものかどうか、不注意の症状が健常者と比べて著しいかなどそういった面で質問があるでしょう。
そして、他の精神的な疾患(鬱など)にかかっていないかも確認されます。
診断の大きなポイントは、やはり7歳以前の子供のころから症状があったかどうか、何か他の疾患はないかどうかという点になります。
ADHDは大人になってから急に現れる病気というわけではありませんから、大人になってからの症状ということであれば、ADHDや他の発達障害ではなく、他の原因が考えられるのです。
どこで診断できる?
街の個人病院などでは、なかなか発達障害を専門としているところは少ないでしょうから、ADHDに関する診断を受けるときには、大きな病院に問い合わせてみましょう。
若しくは、地域の福祉課などに問い合わせてみると、発達障害を取り扱っている病院を紹介してもらえます。地域に、発達障害に関する機関があれば、そこでも紹介してもらえるでしょう。
発達障害に関する機関が地域に存在していれば、もしもADHDと診断されても、その後の相談にも乗ってもらいやすいですから、積極的に活用しましょう。
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