ADHDの女性の特徴

男性でも女性でも、ADHDの症状にはあまり違いはありません。

しかし、男性は多動性・衝動性が目立つ事と比べると、女性は注意欠陥が目立つという特徴があります。

・「不思議ちゃん」扱いをされる
…ADHDの成人女性は外見が実年齢よりも若く見えると言われています。また、自分の中で妄想が湧き出るとぼーっとしてしまう為、周囲から「不思議な人」という扱いをされる場合があります。

・すぐ感情的になる
…会社で上司から怒られた際に急に泣き出したり、些細な事で怒りを抑える事が出来なくなる場合があります。

・会話の中心になりたがる
…複数人で話をしている時に、相手がまだ話し終わっていないにも関わらず、自分の事を話したくて仕方が無くなり、相手の話を遮ってしまう場合があります。

・注意欠陥が目立つ
…会社で働く場合、男性と比べると女性の方が事務処理に関する仕事が多く、整理整頓が出来ない、書類の提出期限を守れない等の注意欠陥によるミスが目立ちやすくなります。

・時間の管理が苦手
…時間の管理が上手く出来ず、会社への遅刻を繰り返したり、打ち合わせの時間に遅刻する事が多く見られます。

・文章作成が苦手
…文章作成はじっくりと時間をかけ、文章の前後の関係を考えながら行わなければいけない作業の為、落ち着いて考える事が難しいADHDの人にとっては苦痛な作業です。女性は会社で事務の一環として文章作成を行う機会が多い為、男性と比べると欠点として目立ちやすくなります。

…時間がもったいないから、と複数の仕事や作業を同時に行おうとしてしまう特徴があります。しかし一つの事にもじっくりと取り組む事が難しく、抱えた仕事や作業を全て完璧に終わらせる事が出来ない場合があります。（上手くこなす事が出来る場合もあります）

・買い物依存症になってしまう
…目に入った物が衝動的に欲しくなり、今買わないともう買えないと思い込んで、買い物をし続けてしまう場合があります。