ADHDの特徴

ADHDの特徴

ADHDの特徴

ADHDの人にはどんな特徴があるでしょうか。

 

ADHDには「他動性」「不注意」「衝動性」の3つがあると前項で書きましたが、具体的にどのような状態になるのかを次の項(ADHDの症状)に書きます。

 

それとは別に、ADHDの子供が宿題を忘れてきてしまったり、授業に必要な道具を忘れてきてしまう事などは、ワーキングメモリーが関係していると言われています。

 

ワーキングメモリー

ADHDの子供(または大人)はワーキングメモリーが少ないです。

 

ワーキングメモリーとは物事を成し遂げようとする時に、必要な前提や途中経過の情報を一時的に記憶しておく脳の働きです。ADHDの子供はこのワーキングメモリーが少ない為、それまでやっていた事や過去の経験を参照しながら考えることが難しいです。その場の状況だけで行動する事が多い為、何度も同じ間違いをしてしまいます。

 

ADHDの問題

しかし、ADHDは知的な遅れではありません。あくまで自分の衝動を抑えられず、様々な問題を引き起こしてしまうに過ぎません。

 

ADHDは日常生活に問題を起こすことがある為、なんとか症状を抑えたいと思うでしょうが、躾や注意喚起、本人の努力だけでは症状の軽減や治療は困難な事が多いです。

 

ただし、適切な治療と環境の整備で症状を緩和する事は可能であると言われています。現段階ではADHDを完治するという事は難しいと言われています。しかし、だからと言って何もしないと、人間関係でつまずいたり、生活が破綻してしまうというように状況が深刻化し、うつ病などの精神疾患を二次障害として発症させる引き金になってしまう可能性があります。

 

その為にも、きちんと診断・治療を受け、ADHDである本人が自覚をする必要があります。また、成人してもADHDの症状がある人も居ます。まずは、本人に自覚させ、その上で適切な治療や適切な日常生活を送ることが大切だと思います。

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