ADHDの特徴:こだわり

ADHDの特徴:こだわり

ADHDの特徴:こだわり

ADHD(注意欠陥・他動性障害)の人は、自分が興味を持てない事に対してはすぐに飽きてしまい、学生であれば授業、社会人であれば仕事に長時間集中する事が出来ませんが、自分が興味を持っている、または関心がある物事に対しては、驚くほどに集中力を発揮し、強いこだわりを持ち、極端にのめり込むという特徴があります。

 

強いこだわりを持つと時間を忘れて没頭する為、生活面等で支障をきたす場合もあります。

 

勝つ事に対するこだわり

ADHDの子供によく見られるのが、ゲーム等の遊びで勝ち負けにこだわりを持つ事です。

 

ちょっとしたゲームでも自分が勝つまで何度もゲームを続けてしまいます。いつまでも勝てないと、八つ当たりで暴れ出す人も居ます。

 

また、勝つ為にゲームのルールを勝手に変更してしまう場合や、勝った事に対して有頂天になり、負けた相手を貶す様な行動を取る場合もあります。

 

その為、幼少期から相手を思い遣るという事を教えたり、ルールを守るという事を約束させるように教育する必要があります。

 

マニアックなこだわり

ADHDの大人は車や電車、昆虫、歴史、アニメ等、様々な物事の内の一つに強いこだわりを持ち、こだわりを持った物事に対して自分のエネルギーや時間、集中力、お金等をどんどんとつぎ込んで、他の事には目もくれずにマニアックにその事に没頭するという特徴もあります。

 

もしこだわりを持っている物事が職場で活かせる物であれば、素晴らしい実績を挙げる事が出来るでしょう。その為、技術者や科学者、研究者等の専門的な知識が必要となる仕事に就く事が向いているでしょう。

 

その反面、自分が興味関心を持っていない仕事に就いている場合は、こだわっている物以外に対してはすぐに集中力が途切れてしまい、職場での評価は上らないでしょう。

 

大人になった時点で、自分がどの様な物事にこだわりを持っているかを再認識し、それが活かせる仕事に就くと、良い結果を残す事が出来るようになるでしょう。マニアック的になる事には良い面も持ち合わせています。

スポンサーリンク