ADHDの人のための掃除方法
ADHDは掃除が苦手?
ADHDは片付け自体が苦手なため、その集大成である掃除が一番苦手です。
汚れている部屋や物を見ると一度にすべてなんとかしたくなりますが、これがさらに「清掃ができない」悪循環を招いています。
特徴
ADHDと掃除は、次のような特徴・関係があります。
- 片付けが苦手なので掃除そのものが出来ない
- 集中力がないため掃除を終わらせることができない
- 何がどこにあるのか分からない
- なくし物が見つからない
- 何をどれ位買って持っているのか把握していないので、次々購入して物であふれがち
これらの特徴を裏返すと「物を減らす」「決まった物を決まった場所に置く習慣を付ける」といった事になります。
いきなり実行するのは難しいですが、少しずつできる範囲で習慣づけていくと良いでしょう。
改善案
(1)一度に一カ所ずつ片付ける
掃除は、一気にやろうとすると途中でパニックになる上、掃除そのものに嫌気がさしてしまいますので、なるべく1回での掃除の単位を小さくしましょう。
具体的には「1回に1カ所」がお勧めです。また、時間を短く設定して(15分、30分など)タイマーを付け、「この時間だけここの掃除をやろう」と決めるのも良いでしょう。
(2)ヘルパーさんに頼む
個人の力ではどうしようもない、と感じたら「ヘルパーさん」(掃除代行業)を頼むのも手です。
掃除代行のヘルパーさんは掃除のプロですから、時間内にここまで片付ける、という契約にそって手際よく片付けてくれます。
代行のヘルパーさんに頼むメリットは2つあります。
一つ目は家族や周囲の小言(ない場合もありますが)がないことで、精神的にラクに部屋を綺麗にできることです。
二つ目はヘルパーさんの掃除の仕方を見ることで、自分の部屋・家をそどうすれば綺麗にできるか、その方法が分かることです。
掃除が苦手な自分を責めず、ヘルパーさんにできる方法を相談してみるのもいいかもしれません。
親御さん、兄弟姉妹、友人などで小言などの心配がなく、掃除が得意な人が身近に居る場合は掃除中に指示を出してもらい、それで掃除の順序を覚えていくのもいいかもしれません。
自分で少しずつ掃除ができるようになると自尊心や自信もアップします。
スポンサーリンク