ADHDは障害者扱いされるのか
ADHDは発達障害の1つですが、「発達障害」というからには、カミングアウトすると周りから障害者であるという扱いを受けることになるのでしょうか。
ADHDでは、精神障害者保健福祉手帳という俗に言う精神障害者手帳が取得できるので、それを持っていれば、障害者ということになります。
ここでは、ADHDが障害者扱いされる場合について考えていきましょう。
ADHD=障害者?
「精神障害者」という言葉に悪いイメージを持っている方は、障害者扱いをされることに抵抗があるかもしれません。ADHDの方々は、なんらかの精神的な疾患があるというのとは少し異なるからです。また、本人だけではなく、ご家族の方が「精神障害者」という言葉に抵抗感があることもあり、手帳の取得を嫌がるかもしれません。
しかし、実際に障害者手帳の取得ができるということは、国から「障害者である」と認定されているということです。
因みに、別に障害者手帳が要らないという方は、申請する必要はありません。しかし、障害者認定をされていた方が、いろいろと便利なことがあるのはご存知でしょうか。
ADHDで精神障害者保健福祉手帳を取得するメリット
ADHDで精神障害者手帳を取得すると、さまざまな福祉サービスを受けることができます。
まず、これを持っていれば障害者専用の求人に申し込めるということは、仕事を探しているADHDの方にとって大きなメリットになるでしょう。雇用する側は、最初から障害者を雇用するために求人を出しているからです。
また、税金が安くなったり、携帯電話料金、交通機関、医療費などが割引になります。
こうしてみると、デメリットよりもメリットの方が、はるかに多いようには感じないでしょうか。ですから、障害者扱いをされるということに抵抗を感じることはやめて、寧ろこういった福祉サービスを積極的に受けた方が、ずっと楽に生きる事ができるでしょう。
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