ADHDの人の恋愛依存
ADHDの人はアルコールや薬物、タバコ、ギャンブル、DV等、様々な依存症になってしまう傾向にあります。
それは恋愛に対しても同様です。恋愛依存は「人間関係依存」と呼ばれます。
ADHDである人が何かに依存してしまう原因は、ストレス耐性が低い為にストレス解消の手段として何かに依存してしまう、また、感情が不安定で不安感が強い故に、不安の解消や現実逃避をする為に何かに依存していると言われています。
恋愛依存はその中でも、不安の解消をする為に行っていると言われています。
だめんずに惹かれるADHDの女性
「だめんず」という言葉をご存知でしょうか。「だめんず」とは所謂「駄目男」の事で、例えばお金を浪費して常に貧乏な状態になっている男性やヒモの様に女性に縋る男性、浮気を繰り返す男性、言葉や暴力で相手を傷つける(DV)男性等の事を言います。
ADHDの女性は、この「だめんず」に惹かれる人が多いのです。
ADHDの人は自尊心が低く、自分に劣等感も感じているので「自分にはこの程度の男性が向いている」と妥協した結果、「だめんず」に関心を持ち始めます。また、「だめんず」である男性の方から愛の告白をされるとすぐに受け入れてしまいがちです。
「自分はこの人に必要とされている」と思い込んでしまう為、お金を貸して欲しいと言われれば「私だけが頼りなのだ」と思い込んで、喜んで貸してしまい、DVを受けてもその後に男性から「本当は愛している、ごめん」と一言でも言われれば、「この人は私がいないと駄目なのだ」と思い込み、同時に「私に合う人はこの人しかいない」とも思い込み、「だめんず」である男性に依存してしまいます。
「だめんず」に熱中していると、金銭関係で問題を起こしたり、DVにより体と心に傷を負ってしまいます。
それを防ぐ為には、幼い頃からあらゆる事に対して劣等感を持たないように、また自尊心が低くならないように、良い事をしたら親がたくさん褒めて育てる事が必要となります。
また、大人のADHDの女性が「だめんず」に依存していた場合、友達など周囲の人が「何故その人で無いといけないのか」「もっとふさわしい人がいるのではないか」などの言葉をかけ、「だめんず」との恋愛関係について改めて考え直させる事が大切だと思われます。
ADHDの男性の場合
勿論ADHDの男性も自尊心が低く、自分に劣等感を感じている可能性がある為「自分にはこの程度の相手が丁度良い」と、何かしら問題を抱えている女性と恋愛をし、もし他に熱中できる事が無ければ女性の事ばかり考えてしまいますが、女性程は酷い状況にはなりにくいと考えても良いでしょう。
知人の彼氏は、初めは知人に執着していましたが、一旦仕事の方に気が向くと、知人への執着は全く無くなってしまった様です。
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