ADHDでは障害者手帳がもらえないのか
ADHDをはじめとした発達障害では、障害者手帳を取得している人もいます。ですが、ADHDなどでは障害者手帳をもらえないと思っている人も多いでしょう。
ここでは、ADHDで障害者手帳をもらえない場合について考えてみましょう。
ADHDでは障害者手帳がもらえないのか
以前は、ADHDだけでは障害者手帳を取得するのがとても困難でした。そのため、ADHDに加えて、うつ病などの二次障害がなければ、障害者手帳をもらえないというのが通説でした。
その名残なのか、今でもADHDなどの知的障害のない発達障害では、障害者手帳をもらえないことが多いと思っている人が多いでしょう。
しかし、昨今ADHDやアスペルガーといった発達障害に対しても、認知が広まってきたためなのか、以前に比べると障害者手帳を取得しやすい状況になっています。
障害者手帳の申請には、初診から半年以上経過していることが条件となっているため、ADHDが判明してすぐに申請できるというものではありません。また、症状によって等級も異なります。
ADHDで障害者手帳は取得すべきか
障害者手帳の取得というのは義務ではありません。ですから、希望しないという人は、別に取得する必要はありません。
障害者手帳を持っていることについてのデメリットは、周囲からの偏見といった程度ではありますが、それを本人や家族が嫌がる場合には、取得する必要はありません。
しかし、障害者手帳は持っていても邪魔になるものではありませんし、あれば税金の控除が受けられたり、公共交通機関が割引になったりします。
そのため、そこまで周囲からの偏見が気にならないという場合は取得した方がいいでしょう。また、意外と偏見も大したことはないものです。
スポンサーリンク