ADHDと障害者手帳
統合失調症やうつ病になると、手続きを行えば精神障害者手帳を取得する事ができますが、ADHDも同様に取得する事が出来ます。
ポイントは「精神神経科などの病院の初診から6ヶ月経過しており、今後も継続的に通院する可能性がある」です。もし精神障害者手帳を取得したい場合は、まず医師に専用の診断書を作成してもらい、縦4cm横3cmの写真を住んでいる市役所の福祉課(場合によっては保険福祉センター)に提出します。
ADHDの人が障害者手帳を持つメリット
精神障害者手帳を持っていると、
- 各携帯会社で基本料金の割引を受ける事が出来る
- 電話番号案内(104)が無料で利用できる
- 映画館でのチケットが同伴者1人も含めて1,000円になる
等のサービスを受ける事が出来ます。
受けられるサービスは各自治体によって異なりますので、自分が住んでいる自治体に問い合わせをしてみてください。
精神障害者手帳は1級〜3級までがあり、
- 3級…日常生活(炊事、洗濯、掃除など)が自分で出来る
- 2級…日常生活を送る事が少し困難である
- 1級…日常生活を送ることが困難である(ヘルパーが必要)
となっています。
障害者手帳で注意するべき点
注意するべき事は、精神障害者手帳の等級と障害年金の等級は一致しないと言う事です。もし精神障害者手帳で3級であっても、障害年金が3級ではないどころか、障害年金の対象にはならない場合もあります。
また、もし生活保護を受けている場合は、精神障害者手帳の等級が2級以上であれば障害者手当てが貰えますが、3級の場合は貰えません。
また、障害者手帳は発行から2年で有効期限が切れるため、更新を行わなければなりません。更新が必要な時期が来ても福祉課などから連絡は来ないので、自分で有効期限について確認しておく必要があります。
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