ADHDでの障害年金の金額
ADHDをはじめとした発達障害は、その症状の程度によっては障害年金を受給することができます。これにはさまざまな条件や手続きがあるのですが、ここではそういったことよりも、ADHDで障害年金をもらうときには、どのくらいの額がもらえるかということを重点的に説明していきます。
ADHDと障害年金
前述のとおり、ADHDも症状の程度によって、障害年金が支給されることがあります。
障害年金を申請するには、国民年金か厚生年金に加入していることや、診断書などの条件があるのですが、申請したからと言って必ず受給できるというものではありません。
また、障害年金の等級は1〜3級まであるのですが、これは障害者手帳の等級とは違います。もちろん、等級が高いほど、支給額も高くなります。
ADHDで障害年金をもらう時の金額
障害年金に限らず年金は、その時その時の物価や国の経済状況などにより、支給額が変動するものなので、正確な額ははっきりと言えません。この変動は、年に1回というわけではなく、何度かあることもあります。
障害年金は、障害基礎年金と障害厚生年金があり、1級・2級の人は、この2つの合計額がもらえることになります。3級については厚生年金しか支給されません。ですから、厚生年金に加入したことがない人は、3級と判定された場合、障害年金を受給することはできません。厚生年金については、報酬比例となっているため、今まで納めた額によって金額が異なりますが、最低保障額というものがあり、これが年間58万円位となっています。
障害基礎年金については、年額で1級の人が97万円、2級の人が78万円程度です。厚生年金と合算になるので、過去に厚生年金を一定期間払っていたという人は、年額で1級の広なら150万程度、2級の人なら130万程度ということになります。
どちらにしても、一人暮らしで楽な生活をできるような額ではありません。
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