ADHDで障害者手帳を持っている人の就職
ADHDで通院をしているという場合、障害者手帳を取得できることがあります。この障害者手帳があると、障害者雇用枠という求人に応募できます。
この障害者雇用枠とはどういったものなのでしょうか。また、ADHDの場合、障害者雇用枠で就職した方が良いのでしょうか。
障害者雇用枠とは
障害者雇用枠とは、障害者手帳を持っている人を対象とした求人枠のことです。
障害者雇用促進法により、従業員が一定数の企業は、全体の2.0%ほど障害者を雇用しなくてはならないことになっています。
そのため、企業は障害者雇用枠というものを作って、ハローワークで障害者向けの求人を行なっています。
大都市になると、ハローワークには障害者用の窓口があり、たとえ一般枠に応募する場合でも、その窓口で求人活動を行うことになります。
ADHDで障害者手帳を持っている場合も、この障害者雇用枠での応募が可能です。
一般雇用VS障害者雇用枠
ADHDの場合、体に何か不自由があるわけではありませんから、一般雇用として働いているという人も多いでしょう。ですから、障害者枠で働くメリットを見出せない人もいるかもしれません。
平均すると、障害者枠は給料が低く、また正社員としての求人は数が少ない傾向にあります。
一般雇用としても、問題なく働けるという人は、障害者手帳を持っていても一般雇用枠に応募したほうがいいでしょう。
ただし、症状がひどい人や、仕事がなかなか続かないという人には障害者雇用枠をおすすめします。そうすれば、ADHDであることをオープンにして、周囲からサポートを受けながら働くことができるからです。
また、体に不自由がなく、体力的にはたくさん働いてもいいADHDの方の場合、障害者枠で仕事を見つけるのは難しいことではありません。
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