ADHDと療育手帳

ADHDと療育手帳

ADHDと療育手帳

「療育手帳」という手帳をご存知でしょうか。これは、障害者手帳と呼ばれるものの一種で、知的障害者が取得できる手帳のことです。

 

知的障害者用の手帳ということで、ピンとこないかもしれませんが。ADHDでもこの療育手帳を申請するケースというのがありますが、それは一体どのような場合なのでしょうか。

 

ここでは、ADHDと療育手帳についてご紹介していきます。

 

ADHDで療育手帳を申請できる場合

療育手帳は基本的には知的障害者向けの手帳ですから、IQ70〜75以下の知的障害者と認められる方々が申請する手帳です。しかし、療育手帳の条件は各都道府県によるため、その地域で発達障害に関するサポートがどのくらい受けられるかによって、療育手帳が取得可能かどうかが決まります。

 

例えば、ADHDを含めた発達障害のある方で、IQが80〜90であれば療育手帳が発行される県、同じく発達障害がある方でIQが平均値前後であれば発行される県などという県もあります。IQが平均値であっても療育手帳が申請できるという県は、稀ではありますが、存在はしています。

 

そのため、なんらかの障害者手帳の申請を考える際には、一度お住いの都道府県で問い合わせをしてみましょう。

 

療育手帳が取得できない場合

お住いの都道府県で、発達障害に対するサポート体制が充実していない場合、ADHDで療育手帳を取得するというのは難しいでしょう。

 

そういった場合、ADHDの方は手帳を諦めるしかないのでしょうか。

 

療育手帳が取得できないという場合は、精神障害者保健福祉手帳はどうかを考えてみましょう。

 

療育手帳に比べると、受けられるサービスの面においてメリットが少ないことで知られていますが、それでもさまざまな割引制度があります。

 

ですから、申請が可能であれば、精神障害者保健福祉手帳の方を取得しましょう。

スポンサーリンク