ADHDの就労支援

厚生労働省ではADHD等の発達障害者の人に向けて様々な就労支援を用意しています。

ハローワークではそれぞれの人が持つ障害の特性に応じた職業相談を受けられるように用意がされています。また就職の準備段階から職場への定着まで支援を受ける事が出来ます。

障害者の雇用を促進する為に、ハローワーク又は民間の職業紹介事業者の紹介を通して障害者を一定期間雇用した場合、雇用側が奨励金を受け取れる制度を用意しています。

ハローワークでは、コミュニケーション能力に障害を持つ人が希望する職業に就けるように、状態に応じて地域障害者職業センターや発達障害者支援センター等を紹介しています。また、障害者向けの専門支援を希望しない人には個別相談や支援を行っています。

地域障害者職業センターではハローワークと連携を取り、職業評価、職業準備支援、職場適応支援等の専門的なリハビリテーションを行っています。また、障害者職業総合センターで得られた成果を活用し、発達障害者へ専門的な支援を行っています。

発達障害者を対象とした職業訓練として、一般の職業能力開発校または障害者職業能力開発校で訓練を受ける事が出来ます。また、社会福祉法人やNPO法人等でも障害の状態に応じた訓練を受ける事が出来ます。

希望する人が居れば、職場に地域障害者職業センターのジョブコーチを派遣する事が可能です。また、就労支援ノウハウがある社会福祉法人等や事業主が自らジョブコーチを職場へ配置出来るように、ジョブコーチ助成金の制度を用意しています。

雇用、保険、福祉、教育等の地域の関係機関ネットワークを作り、障害を抱えている人の身近な地域で、就業面や生活面についての相談を受け付けたり、支援を行っています。