日本ADHD学会とは
ADHDに関する機関について調べていると、「日本ADHD学会」というものを目にすることがあるかもしれません。これは直接ADHDの方やその周囲の方々が入会できるものではありません。
ここでは、日本ADHD学会がどういうものかをご紹介していきましょう。
日本ADHD学会とは
日本ADHD学会は、ADHD(注意欠陥・多動性障害)についての診療や研究を行う医師たち、研究者たちのための学会です。ADHDへの理解や、適切な処置を広めるため、また研究を進めるために設立されました。
入会できるのは、ADHDに関する診療、研究、教育に携わっているもしくは携わろうとしている、以下の方のみとなります。
医師、医学研究者、看護師、薬剤師、精神保健福祉士、社会福祉士、作業療法士、理学療法士、保育士、言語聴覚士、医療・教育に携わる心理職
これを見てもわかるとおり、ADHDの方ご本人や、そのご家族が入会できるものではありません。(もちろん、そういった方々が上記にあてはまる場合は入会可能です。)
定期的に総会などが開かれ、ADHDに関するさまざまな症状についての講演・セミナーなどが行われています。
ADHDの治療や教育に携わる方々は、こういった総会に参加することで、ADHDに関する知識を増やしたり、最新情報を知ることができるのです。
ADHDの方々との関わり
上記のように、日本ADHD学会が、ADHDを持つ方々と直接関わることはありません。しかし、間接的には密接な関わりがあると言えるでしょう。
なぜなら、治療を受けている病院の医師、看護師などが、日本ADHD学会に入会していて、ADHDに関する勉強をしているかもしれないからです。
発達障害に関する相談機関に相談をすることがあるなら、その担当者が日本ADHD学会のメンバーかもしれません。
直接関わりはないにしろ、こういった機関のおかげで、ADHDについて適切な治療やアドバイスを受けられているということを知っておいてもいいかもしれません。
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