反抗期とADHD
ただでさえ健常者の方であっても、子供の反抗期というのは親にとって大変なものです。それが、ADHDの子供の反抗期だと、どうなのでしょうか。
もちろん、大変であることは変わりないのですが、ADHDがどのように影響するのでしょうか。
ここでは、ADHDと反抗期について掘り下げていきましょう。
ADHDの方が反抗期のとき
ADHDと診断された子供が、反抗期を迎えた時に一番強いのは、治療を嫌がることではないでしょうか。ADHDでは、症状を抑えるために服薬をしたりもするのですが、薬を飲まなくなったりということもあるでしょう。
薬を飲まなければ、当然薬が抑えているはずの症状が出てきてしまいます。そうすれば、普段は緩和されている学校での人間関係なども、悪化して、ますます反抗期がひどくなってしまうということも考えられます。
ADHDだからといって、反抗期であっても特別普通の方々と違いはなく、親に反抗的な態度をとったり、攻撃的になったりします。衝動性が強ければ、攻撃性も強めになるかもしれません。
ADHDの子供を育てるというのはただでさえ大変なのに、その本人につらく当たられると、親側も人間ですから、とても辛くなって、精神的に病んでしまうという事も考えられます。
反抗期のADHDの子供との付き合い方
ADHDの子供が反抗期を迎えたときに、一番心配なことは親が子供を愛せなくなるほど傷ついてしまうことです。反抗期の子供というのは、親に攻撃的な言葉を言ってしまうものですが、ADHDの方だと健常者よりもさらに頭に思いついた言葉を口にしてしまうでしょう。
さらに、反抗期によって治療を拒否していれば、歯止めがありませんし、外ではストレスを抱えているので、家庭で発散してしまうことになります。
こうなったときは、早めに専門家に相談できるようにしておきましょう。同時に、親のメンタル面でのサポートも必要になります。1人でがんばらず、誰かを頼ることが必要だと心得ておきましょう。
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